評点アップの取り組み

評点は以下の項目で決まります。
ここでは、大きく3つの要素に分解したいと思います。

想像評定値(P点)の算出式 宮城県 経営事項審査の評点算出ハンドブックより
宮城県 経営事項審査の評点算出ハンドブック p.3
  • 財務諸表(決算書)の内容(兼業含む) 表中 橙
  • 本業(建設業)の完成工事高 表中 青
  • それ以外(社会性、技術力)表中 緑

財務諸表が関係する項目については、利益高(率)(表中 赤)と自己資本(表中 桃色)に関する項目が10個中6つ(営業キャッシュフローと利益剰余金を含めれば8つ)もあります。そして自己資本を増やすには、利益を出すのが対応として一般的です。
利益を出す要素として、ここでは『人、設備投資、販路開拓』の3つを取り上げてみます。

実際の経営事項審査の評点は傾斜配点になりますので、X点・Y点・Z点・W点それぞれの項目が1単位変化した時に、同じ割合だけ点数が変わるとは限りません。詳しい計算方法をお知りになりたい場合は、先の「宮城県 経営事項審査の評点算出ハンドブック」に掲載されています。

人に関しては、採用、定着率の向上(待遇改善)、育成(社会性・技術力にも通じる部分)、日本社会の少子高齢化の進行の4つを挙げたいと思います。

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設備投資

設備投資に当たっては、資金の捻出、現用設備の償却といった課題が一般的でしょうか。ただ設備投資(固定資産)が増えると、評点自体は減少要因です。キチンと減価償却していきましょうという事だと思います。また償却方法は選べる場合があります。利益とのバランスを取りながら、工夫されるとよいでしょう。
設備投資では、積極的な企業の方が利益も増加する傾向がみられるという統計データがあります。下記は全業種データです。

設備投資と経常利益額の傾向を表したグラフ 小規模企業白書 2018年版
設備投資実績と経常利益額の変化を表したグラフ 小規模企業白書 2018年版

共に小規模企業白書2018年版 中小企業庁より

設備投資資金の調達に関しては、自己資本、補助金、融資、私募債、ファクタリング等が考えられるでしょう。

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販路開拓

建設業の販路開拓に取り組む企業及び従業員のイメージ画像 日向市の行政書士 よしなが行政書士みやざき事務所

販路開拓といえば営業的な要素でもありますが、兼業の売り上げも含められますので、経営資源をどう割りふるか、どのドメインや分野(事業領域)に攻めるかといったトップマネジメント的な要素もあります。いわゆる経営の多角化といわれるものです。建設業内他業種への多角化(関連多角化)、建設業外への多角化(非関連多角化)と、選択肢も多いです。
経営の多角化は、業種業界ごとの景気の影響を受けにくくし、経営の安定化にも資するでしょう。
参考までに、下記はここ約40年間の建設投資等の推移を現したグラフです。

ここ40年間の建設投資等の推移と、建設業景況観についての参考グラフ。出典 国土交通省より。

リーマンショック 2008年(平成20年),東日本大震災 2011年(平成23年)

販路開拓を支援する補助金制度もあります。

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まとめ

以上、経営事項審査の評点の観点から財務諸表の内容改善について当サイトなりに見てきました。経営事項審査に拘らずとも、業界において自社が、財務面からどのような位置にいるのか、比較的簡単に分析する事が出来ます。自社の強み・弱みを理解する上でも基本的な作業になります。お時間の取れる際でも一度、ご確認されてみると宜しいでしょう。

繰返し受給できる補助金あります。

従業員20名以下の建設業者が対象になる補助金があります。

ほぼ毎年、繰り返して補助金を受給できます。

投資額の3分の2、最大50万円まで補助されます。

採択率も9~5割と高めです。

申請用紙も数枚で済みます。

経営事項審査と併せて、ご検討下さい。

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Posted by 行政書士 吉永